2005年10月14日

初診日と発病日 その2

(2)因果関係について

 前の疾病または負傷がなかったならば、後の疾病(負傷は含まれません)
 が起こらなかったであろうと認められる場合は、「因果関係あり」とみて、
 前後の傷病は同じ傷病として取り扱われます。

 したがって、「因果関係あり」の場合は、前の傷病の“初診日”がキー
 ポイントとなります。

 また、前後の傷病に因果関係が認められない場合は、「因果関係なし」と
 みて、前後の傷病は別の傷病として取り扱われます。

 したがって、「因果関係なし」の場合は、後の疾病の“初診日”がキー
 ポイントとなります。
 

 これらの一部を例示すると、次のようなものがあります。

 1.「因果関係あり」として取り扱われるもの

    前の傷病    ―――    後の疾病

  @ 糖尿病  ―――  三大合併症(糖尿病性 網膜症・腎症・神経障害)
                  糖尿病性動脈閉塞症 等

  A ネフローゼを含む糸球体腎炎  ―――  慢性腎不全(※1)
    多発性のう胞腎、腎盂腎炎

  B 肝  炎  ―――  肝硬変

  C 結核の化学療法による副作用  ―――  聴力障害

  D 手術等による輸血  ―――  肝  炎

  E ステロイドの投薬による副作用  ―――  大腿骨頭無腐性壊死

  F 事故または脳血管疾患  ―――  精神障害

  G 肺疾患の手術  ―――  呼吸不全(※1)

  H 原発性悪性新生物  ―――  転移性悪性新生物(※2)

  (※1) 前後の期間が長い場合も含まれます。

  (※2) 原発巣と組織上一致することが確認できたものに限ります。


 2.「因果関係なし」として取り扱われるもの

    前の傷病    ―×―    後の疾病

  @ 高血圧  ―×―  脳内出血または脳梗塞

  A 近  視  ―×―  黄斑部変性、網膜剥離または視神経萎縮
posted by オカタツ at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 初診日と発病日 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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