(2)因果関係について
前の疾病または負傷がなかったならば、後の疾病(負傷は含まれません)
が起こらなかったであろうと認められる場合は、「因果関係あり」とみて、
前後の傷病は同じ傷病として取り扱われます。
したがって、「因果関係あり」の場合は、前の傷病の“初診日”がキー
ポイントとなります。
また、前後の傷病に因果関係が認められない場合は、「因果関係なし」と
みて、前後の傷病は別の傷病として取り扱われます。
したがって、「因果関係なし」の場合は、後の疾病の“初診日”がキー
ポイントとなります。
これらの一部を例示すると、次のようなものがあります。
1.「因果関係あり」として取り扱われるもの
前の傷病 ――― 後の疾病
@ 糖尿病 ――― 三大合併症(糖尿病性 網膜症・腎症・神経障害)
糖尿病性動脈閉塞症 等
A ネフローゼを含む糸球体腎炎 ――― 慢性腎不全(※1)
多発性のう胞腎、腎盂腎炎
B 肝 炎 ――― 肝硬変
C 結核の化学療法による副作用 ――― 聴力障害
D 手術等による輸血 ――― 肝 炎
E ステロイドの投薬による副作用 ――― 大腿骨頭無腐性壊死
F 事故または脳血管疾患 ――― 精神障害
G 肺疾患の手術 ――― 呼吸不全(※1)
H 原発性悪性新生物 ――― 転移性悪性新生物(※2)
(※1) 前後の期間が長い場合も含まれます。
(※2) 原発巣と組織上一致することが確認できたものに限ります。
2.「因果関係なし」として取り扱われるもの
前の傷病 ―×― 後の疾病
@ 高血圧 ―×― 脳内出血または脳梗塞
A 近 視 ―×― 黄斑部変性、網膜剥離または視神経萎縮
2005年10月14日
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